「口腔ケア」は「歯磨き」と同じ?
口腔ケアと歯磨きは同じと思われがちですが、少し異なります。口腔ケアは口の中を清潔にするだけではなく、健康維持、口腔リハビリなどを含んだ幅広い内容のことを言います。ですので、健康でおいしく食事を摂り、生活をするためにも口腔ケアは必須となります。
器質的口腔ケア
口の中を清潔に保つためのケアのことで「うがい」「歯磨き」「義歯や舌」「粘膜の清掃」などで口の中にある汚れ、食べかすをきれいに取り除くことをいいます。ご存じのように口の中は多くの細菌が繁殖しています。
これらの細菌により、歯周病、誤嚥性肺炎などにつながる恐れもあります。日常より口の中を清潔にしておくことが大切ですね。
機能的口腔ケア
「食べる」「飲み込む」「話す」「表情を作る」などの口腔機能を使って私達は生活をしています。
機能的口腔ケアはこれらの筋肉を刺激し動かしたりすることにより口腔機能の低下を防ぎます。
口腔ケアで予防できること
身体の筋肉と同じように口腔機能の筋肉も使わなければ衰えてしまいます。
そのため、2つの口腔ケアを並行して行うことが大切です。
また、この2つの口腔ケアを継続して行うことで予防できることやメリットがあります。
①口腔内のトラブルの予防
口腔ケアを定期的に行うことにより「むし歯の早期発見」「歯周病予防」「入れ歯のトラブル軽減」「唾液量の増大」「口臭軽減」などなど多くのメリットがあります。
②誤嚥性肺炎の予防
定期的に口腔ケアを行うことにより口の中の細菌が原因となっている誤嚥性肺炎などの予防につながります。
ご存知のように肺炎は日本人の死亡原因の上位になっており口腔ケアを行うことによりある程度予防することが可能です。
③味覚改善・食欲UP!
口腔ケアを定期的に行うことにより、舌の上の汚れが減少します。
そして味覚が増大し舌の筋肉も鍛えられ唾液量も増えます。
このことにより食欲UPにつながりやすくなります!!
④認知症の予防
口腔ケアは口の中の感覚を刺激します。
口の中を刺激することが脳の刺激にもつながります。
また、口を開け閉めしたり、残存歯数が増えることにより嚙み合わせがキープされ脳への刺激になります。
口腔ケアにはこんなにも多くのメリットがあります。
歯医者に通院困難な方、この機会にやまだ歯科医院の訪問歯科を利用してみてはいかがでしょうか。
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